令和5年度 各種研修会

各種研修の様子をお知らせします。

◆1月24日(水) 授業力向上研修会⑨(ステップアップ研修:福光東部小学校)

 

今年度最後の「授業力向上研修会⑨」を福光東部小学校で行いました。

1年生の図画工作科「あつまれ ハコット モンスター」の学習を参観しました。

図画工作科の時間が大好きな子供たちは、

前の時間に作っていた「ハコット モンスター」の続きができるとワクワクしているようで

先生の「続きをするよ」の声に大歓声でした。

 

友達の困っていることについてみんなで考える話合いの場が設定され、

「〇〇のようにかっこいいたてがみを付けたいんだけど・・・」という悩みにたいして、

自分のことのように一緒に悩み、アドバイスをしてくれる子がたくさんいました。

 

事後研修会では、松本教育長のコーディネートのもと、

創作意欲を途切れさせることのない授業展開や

友達の困り感を自分事にして考えることのできる教師のはたらきかけ等について研修をしました。

 

今年度は全部で9回の授業力向上研修会を行いました。

南砺市内の7~9年次の先生方だけでなく、

各校の教務主任や研修主任の先生方にも皆さん参加していただきました。

また、年次に関係なく研修したいと参加いただいた多くの先生方や

砺波市や小矢部市、金沢大学教職員大学の先生方もいらっしゃいました。

 

松本教育長には、全9回のコーディネートをしていただき、

参加された先生方に授業力向上の種をいっぱいいただきました。

この研修会が、参加された先生方にとって、持ち帰った種を芽吹かせ

たくさんの花を咲かせてくださるような機会につながったのであったならば幸いです。

 

◆1月19日(金) 授業力向上研修会⑧(ステップアップ研修:平中学校)

   

「授業力向上研修会⑧」を平中学校で行いました。

中学校1年生の音楽科、筝の授業を参観しました。

休み時間等も使って一人一人丁寧に指導された成果が表れ、

子供達も昔からなじみの「さくらさくら」の演奏はとても素敵でした。

 

今回は、学習した12の奏法を使って、生徒たちの感性でアレンジを加えながら

世界に一つだけの「さくらさくら」を考えたり演奏したりする時間でした。

「(グリッサンドを入れると)なんか豪華な感じがするね」

「(かき爪は)小鳥が飛んでいるような様子」

イメージに近づけようと演奏する生徒や音色からイメージを膨らませる生徒と

それぞれが曲にふさわしいアレンジを楽しみながら行いました。

 

事後研修会では、松本教育長のコーディネートのもと、

生徒の思いや意欲を途切れさせることなく進めていく授業の展開について、

発表内容だけでなく学習態度を称揚していくことの大切さ等について研修しました。

 

 

◆12月6日(水) 授業力向上研修会⑦(ステップアップ研修:福光中学校)

「授業力向上研修会⑦」を福光中学校で行いました。3年生の社会科(公民分野)の学習を参観しました。

導入で先生の買い物の悩みについて子供たちに話をし、

賢く自立した消費者になるにはどのような購入がよいのか、考えました。

 

子供たちは、小売店での購入やネットでの購入などについて

経験をもとにグループで話をしました。

「中古は安く購入できるよ」「クリスマスプレゼントに誰かが使っていたものは嫌じゃないかな」

「小売店などは自分の目で確かめて購入できるよさがあるよ」などと

子供たちは、それぞれのメリットやデメリットについて真剣に語る様子が見られました。

 

事後研修会では、今回は金沢大学教職大学院の方からも多数参加いただき

松本教育長のコーディネートのもと、

課題提示の仕方や子供の考えの変容が分かる進め方等について研修をしました。

 

 

◆11月28日(火) 授業力向上研修会⑥(ステップアップ研修:福野中学校)

 

「授業力向上研修会⑥」を福野中学校で行いました。

中学校2年生の社会科(歴史的分野)の授業を参観しました。

「260年も続いた江戸時代がどうして滅亡してしまうことになったのか」という大きな課題を

今後学級のみんなで考えていくための導入の時間でした。

「ペリーが来たからじゃないかな」「鎖国をやめたことが関係しているのでは」

「一揆も起こってたよね」などと子供たちはこれまで学習してきたことから

滅亡と関連しているだろうと思うものについてグループで話し合っていました。

 

事後研修会では、松本教育長のコーディネートのもと、

子供たちの学ぶ意欲につながる導入の在り方や単元全体を貫く課題設定等について研修しました。

 

 

◆11月21日(火) 授業力向上研修会⑤(ステップアップ研修:城端小学校)

   

「授業力向上研修会⑤」を城端小学校で行いました。6年生の算数科「比例」の学習を参観しました。

カレー作りの各材料の2人分の値段から、全校児童分をつくるための値段がいくらになるのかを考えました。

 

各々の子が今まで学習したことをもとに、

どのように求めることが分かりやすくて間違えないのか、

丁寧に自分の考えを友達に説明していました。

自分とは違う考えに触れた子供達からは

「なるほど」「納得!」「確かに」という声が聞こえました。

 

事後研修会では、松本教育長のコーディネートのもと、

課題の提示の仕方やねらいに迫るための授業の進め方についてたくさんの先生方で研修をしました。

 

 

◆10月17日(火) 授業力向上研修会④(ステップアップ研修:城端中学校)

2学期初めてになります「授業力向上研修会④」を城端中学校で行いました。

中学校2年生の英語科の授業を参観しました。

14歳の挑戦を終えた子供たちに、その経験を英語でスピーチできるようになることをねらいに

ペアになってまずはインタビューをしながらスピーチで話せる情報をマッピングで表しました。

それをもとに子供たちは、即興で英語のスピーチを隣に友達等に話していました。

 

事後研修会では、松本教育長のコーディネートのもと、

授業の組み立て方や話し手を育てることと同様に聞き手も育てる進め方について研修しました。

 

◆8月9日(金) 南砺市教育講演会

昨年度、来ていただくはずだった念願の

ナラティブ・コミュニケーション教育研究所 所長

別府大学 客員教授 佐藤 敬子先生をお招きし、「南砺市教育講演会」を行いました。

「“今どき”にアップデートするためのコーチングスキル ~教師を選んだあなたが元気な学校をつくる~」と題して講演していただきました。

参加した先生方からは

「佐藤先生の軽快な話し方と雰囲気に引き込まれた。」

「相手の本来もっているよさや気づきを引き出すために、日頃からのちょっとしたコミュニケーションに少しの工夫を加えていきたい。」

「二往復の挨拶、whyではなくwhat、butではなくandなど、意識して使っていきたい。」

などの感想をいただきました。

生き生きと教師としての誇りを持ちつつ元気な学校づくりに努めようとする前向きな気持ちにさせていただくよい時間となりました。

 

◆8月7日(月) 小学校英語専科教員研修会②

今年度2回目の「小学校英語専科教員研修会」を行いました。

今回は砺波市や小矢部市の先生方にも参加していただくことができました。

西部教育事務所の主任指導主事 川井 祐美先生を講師にお招きし、

中学校との接続に留意した小学校の外国語の授業の在り方等についてお話していただきました。

学習指導要領を具体的に解説していただき、小学校の外国語活動・外国語科で指導すべき点について

中学校の指導との違いについてなど分かりやすく教えていただき、参加された先生方もすっきりした思いになられたようでした。

 

◆8月3日(木)・22日(火) プログラミング学習研修会B

 

福光東部小学校に協力していただき、

小学校6年生の理科「電気のはたらき」でのマイクロビット教材指導法を学ぶ「プログラミング学習研修会B」を

2日間に分けて行いました。

 

市内の6年生の理科を担当している先生方に参加してもらい、

ITCEの林先生の指導のもと、それぞれの先生がプログラミングを行って、

マイクロビット教材の電気を付けたり音を鳴らしたりしました。

他にも、温度を感知し、明示してくれるなど様々な機能があることを知り、

学校でも使ってみたいと感じられた先生方が多くおられました。

 

2学期からセンターで貸し出しをし、各学校でも活用していただくことができますので、

ご利用を希望の学校は、お知らせいただければと思います。

 

◆8月1日(火)・21日(月) プログラミング学習研修会A

福野小学校に協力をいただき、

小学校5年生の算数科「多角形」でのスクラッチ教材指導法を学ぶ「プログラミング学習研修会A」を

ITCEの林先生を講師にお招きして、2日間に分けておこないました。

 

市内の5年生の算数科の授業を担当している先生方が参加され、実際に自分で行ってみるという研修でした。

すでに利用されていてスムーズに進めていかれる先生もいれば、初めてで戸惑っておられる先生もいらっしゃいましたが、

市内の小・中・義務教育学校のICT推進委員の先生方にご協力いただき、

内容が分かられると線の色をかえたり、多角形以外の作図をされたりと楽しんで取り組んでおられました。

2学期以降、子供たちと一緒に進めていくことができる研修になりました。

 

◆7月31日(月) 資質能力向上研修会(3市協業研修)

3市協業での「資質能力向上研修会」を地域包括ケアセンターで行いました。

今年は、國學院大學 人間開発部 教授 杉田 洋先生にお願いし、

「授業、学級経営、生徒指導に生きて働く特別活動 - 往還的な指導を通して -」と題して

今求められている特別活動の在り方、特別活動を生かした学級経営や生徒指導等について事例を基に講演していただきました。

詳細な資料や児童生徒が物事に一生懸に命取り組む姿に感動させられる動画で説明していただき、

改めて特別活動の必要性や楽しさを実感でき、今後の学校現場での実践を考える上でとても役立つ研修になりました。

参加された先生方からは、

「子供に任せる覚悟と、任せるために教師がすべきことを考えていきたい」

「『何かを必要とされて採用試験に合格している。何か使命があるはずです』の杉田先生の言葉が心に残り、子供への向き合い方、言葉かけをより意識をもって変えていきたい」

等の声が聞かれ、得るものが大きかったことを感じました。

 

◆7月12日(水) 授業力向上研修会③(ステップアップ研修:井波中学校)

他市からもたくさんの先生方に参加いただき「授業力向上研修会③」を行いました。

中学校2年生の道徳科の授業を参観しました。

視覚的な資料を準備したり、井波中学校の校舎を例えに実際の大きさを想起させたりと、

生徒たちが内容を捉えやすくするための工夫をされ、登場人物の気持ちを考えながら道徳的価値にせまる授業でした。

 

事後研修会では、松本教育長のコーディネートのもと、

生徒の思考の流れやより深く考えてほしい場面での問い返しについて研修しました。

 

◆7月7日(金) 授業力向上研修会②(ステップアップ研修:福野小学校)

   

「授業力向上研修会②」を行いました。5・6年生たんぽぽ級の学級活動の授業を参観しました。

下学年のたんぽぽ級やつくし級の友達ともっと仲良くなるためにどのような活動をするとよいか、

以前に行った活動の反省も踏まえて学級のみんなで考える授業でした。

 

話合いの前に下学年の友達にインタビューをしていたり、前回の活動後の振り返りの表を見て考えたりと

相手の気持ちになって、次の活動について考える話合いになるように工夫されていました。

 

事後研修会では、松本教育長のコーディネートのもと、授業の構成や子供の見方について研修しました。

 

◆6月26日(月) 授業力向上研修会①(ステップアップ研修:上平小学校)

  

今年度初めての「授業力向上研修会」を行いました。小学校1・2年生の生活科の授業を参観しました。

子供たちは「自分だけのお花畑をつくろう」と一人に一つのプランターに何種類かの花の種を植えました。

 

「芽が少ししか出てこないな」

「たくさん芽が出てきたけどくっつきすぎていて苦しそうだな」

「虫がたくさんくるけどどうすればいいかな」

芽を出し始めて、それぞれに困ったことが起きている子供たち。

 

困ったことのある友達の話を聞いて、どうしたらよいのかお世話の仕方をみんなで振り返る授業でした。

事後研修会では、他市からも参加していただいた先生も含めて、

友達の悩みを自分ごととして考えることができるようにするためにはどのようにすすめればよいのか

松本教育長のコーディネートのもと、参加者の先生方みんなで考える研修となりました。

 

 

◆6月20日(火) スタディ・メイト等研修会

南砺市地域包括ケアセンターで「スタディ・メイト等研修会」を行いました。

市内のスタディ・メイト・適応指導員・なんとっ子学びサポーター28名、他市6名の34名の先生方を対象に、

富山大学大学院教職実践開発研究科 教授 石津憲一郎先生に講演をしていただききました。

講演を通して、困り感をもった子供たちに日々どのように寄り添い支援していくことがよいのか、

子供たちへの対応の仕方や声のかけ方等について一緒に考えることができました。

 

 

◆4月27日(木) 小学校英語専科教員研修会①(南砺つばき学舎)

今年度より南砺市の全ての小学校に英語専科の教員が派遣されています。

2校を兼務されている教員もいるため、総勢6名の方になります(飛び入りの先生もおられ今回は7人でした)が、

どのように学習を進めていけば、子供たちが楽しく英語の学習を進めていくことができるのか、

英語の時間を楽しみにしてくれるのか、について日々力を注いでいただいています。

 

今回は、南砺つばき学舎の吉野由香里先生を講師に

有効な教材や授業の進め方等を紹介していただきました。

 

各学校に1名しかおられない先生方だからこその悩み等も伝えていただき、

みんなでよりよくなるための知恵を出し合っておられました。

 

この研修会は今年度3回行います。

次回は西部教育事務所より先生をお呼びしての研修会です。

砺波市や小矢部市の先生方も参加していただけますので、

有意義な時間になると思っています。

 

◆4月19日(水) 通級指導教室担当者等研修会

4月19日の14時30分より、

前きずな子ども発達支援センター 発達専門員の

礪波 留美子先生をお迎えし、一人一人に応じた通級指導の在り方について講義をしていただきました。

これまで先生が行ってこられた指導について、事例も交えてわかりやすくお話していただきました。

 

漢字の苦手な子供には、どのような誤りの特徴があるのか、

いくつものパターンを示していただき、その一つ一つにどのような手立てが有効であるかを教えていただきました。

実際に分析をしてみる演習まであり、参加された先生方も「自校に戻ってぜひやってみたい」と話しておられました。

 

その他にも、算数の計算の苦手な子供の誤りの特徴と対応についてや

英語の苦手な子供への指導についても、話していただきました。

 

参加された先生の中には、「一つ一つの教科についてもっと話を聞いてみたい」

「一教科一研修会でもよかったかも」などと

研修に参加してよかったという思いが伝わる感想をいただきました。

  

 

◆4月18日(火) 学校図書館研修会①

市内図書館の司書の先生や各校の図書館司書の先生方には、大変お世話になっていますが、

今年度、市内の図書館と学校図書館の書籍がどこからでも借りることができるようになるという

大きなプロジェクトがあり、

南砺市立中央図書館に皆さんに集まっていただいてそれにむけての第1回目の研修会を行いました。

 

講師には、南砺市中央図書館の松井 環先生をお迎えし、

今後の業務について一つ一つ分かりやすく説明していただきました。

 

学校の書籍を子供たちが利用しながら、同時に進めていただかなくてはいけない仕事が多くあり、

業務の負担が増えてしまうのですが、みなさん前向きに考えてくださっていました。

このようなご苦労の裏に、子供たちが楽しく図書館を利用させてもらえているのだと

強く感じる研修会でした。

今年度はあと2回行う予定になっております。

◆4月12日(水) 学級づくり研修会(福野小学校)

新年度がスタートし、南砺市内の小・中・義務教育学校もにぎわいを見せ始めた4月12日、

南砺市教育委員会 松本謙一教育長を講師にお迎えし、

「学級づくり研修会」を行いました。

 

担任や担当している子供たちとどのようにかかわるとよいのか。

子供たちが信頼する「先生」とはどんな人なのか。

友達が何を伝えたいのか、内面に入って話を聴くことができる子供たちにするためにはどうすればよいのか。

 

学級づくりの基盤となるようなお話を伺いました。

 

南砺市の先生だけではなく、砺波市や小矢部市の先生方、

さらには、小・中・義務教育学校の先生だけでなく、

幼稚園や保育園の先生方など総勢94名の先生方が参加されました。

 

松本先生の話をお聞きしながら、

子供をまるごと受け止める「あたたかい集団」や「先生」になるための

話合いをする有意義な時間になりました。